2014年8月9日土曜日

仕組みの問題

地方議員の経費不正使用疑惑が出るわ出るわ。
氷山の一角だろうな。

だけど活動費の仕組みを知ると、使いたくなる気持ちもわかる。

なぜなら、使わないともったいないと思わせる仕組みだから。
上限はあるけど、使った分だけお金が出るんだったら誰だって使うでしょ。
しかもほぼノーチェックで。

会社とかだったら、上限なんてもちろんないし
領収書有りで経理がチェックする仕組みが働いているから
あまり不正は入り込まないんだろう。

活動費の仕組みを変えないと不正使用はなくならないだろうな。
不正が入り込みにくくする仕組みに「利益相反」がある。
これは、お互いの利益が相手の不利益になる関係のこと。
この関係だと、お互いに利益を上げるために相手の不備を指摘する。
不備を指摘されたくないから不備がない様にする。
その結果、不正が起こりにくく正常な状態が保てる。海外では常識みたい。
こういった仕組みでカバーしとかないと、どうしても不正が入り込みやすくなる。
たとえば、自分の会社を自分で監査しても信頼性がないのと同じ。

ちょっと違うけど、三権分立の例で
ケーキを切る人とケーキを選ぶ人を別々の人にするのに似ている。
ケーキを切る人と選ぶ人が同じであれば自分に有利に切って有利な方を選ぶ。
ケーキを切る人と選ぶ人が別々であれば切る人は自分に不利にならない様に
なるべく均等に切る。その結果、自然と均等な状態が保てる。

そんな仕組みが必要だな。

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