2016年1月2日土曜日

もう君は、いないのか

姉が亡くなってからの初めての正月。

なんだか、物足りない。

時々、不思議に思う。
そうか、もういないのかって。

病気がわかってからの、2年3ヶ月。
一生懸命頑張った。

「もう治療法がありません」と、言われた時の姉の表情は一生忘れないだろう。

なんだかなあ。
このやるせない気持ち。

母親と同じ病気、
スキルス胃がん、わかった時には手術できず。

母ちゃんも娘を連れて行くことなかっただろ。
墓のまえで親父が怒鳴ってた。
「バカタレが、連れて行かんでいいのに」って。

母親は僕が5歳、姉が8歳の時に亡くなった。
それから30年以上、親父と姉と僕と3人で暮らしてきた。

寝てるだけでも良かったのにな。
寝たきりになっても一生面倒見るつもりだったのにな。

なんだか、寂しい。

そうか、もう君はいないのか。

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