2014年6月14日土曜日

十字軍物語を読みました。

十字軍物語 塩野七生著

昔、今のイスラエルの辺りにキリスト教の国があった。
十字軍国家という。
十字軍国家が200年近く続いた最大の理由はイスラム国家の仲間割れのおかげ。

英雄サラディンは仲間割れを防ぐためにジハードを宣言して一致団結させて戦った。
そのときに十字軍国家はエルサレムを奪還された。
さすがサラディン。人間をわかっている。

そのサラディンを向こうに回して、
勝ちまくっていたライオンハートことリチャード1世もすごい。
リチャード1世は生まれながらのリーダーだったんだろう。

あいかわらず中世のローマ法王はいらんことばっかりする。
平和裏に解決したフリードリッヒ2世を破門して、
意味がないどころか悪い影響までおよぼしたルイ9世を聖王にした。
政教分離が大事なのがよくわかる。
昔は貴族、しかも嫡子に生まれない限りはほぼ出世の道もなかったので
それ以外は聖職者になる事が出世の道だったから政治に口を
出したくなるのもわかるけど。

いまイラクで内戦みたい。
時代が変わっても人は変わらないな。つくづく思う。

0 件のコメント:

コメントを投稿