北方謙三著
北畠顕家
とんでもない人がいたもんだ。
人生は長さじゃなくて内容とは言うけれど短すぎだし濃すぎる。
16才そこそこで陸奥守になって奥州を従えて
足利尊氏が京に攻め上ってきたとき、奥州から神速で駆けつけて尊氏を破る。
何度か戦って最後は敗れて、20才くらいで人生を終える
別著の楊家将の時もそうだったけど、
時も場所も自らの力で作った、
だけど最後の最後で人に恵まれなかった。
新田義貞にもう少し人望や先を見る力があったらなと思う。
あくまでも小説なので真偽は不明だけど。
その裏返しで尊氏にはサポートする人が多かった。
何度となく敗れても人が集まって復活。
最終的には顕家を破る。
顕家もすごいけど足利尊氏もすごいな。
やっぱり天下をとる人は想像を越えるような魅力があるんだろうな。
そこそこ長い小説なので読むのに覚悟がいるけど読み始めたら速いかな。
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