2022年10月21日金曜日

親父が亡くなりましたその後 すぐに救命処置していれば… 未練が残る

 親父が倒れたコミュニティーセンターの管理人に最後の様子を聞いた。意識不明になって救急車が来る頃(通報から5分後くらいに到着したようだ)には呼吸が止まったらしい。その後救急隊員が救命処置を取ったが時すでに遅し。管理人の人に救急車が来るまでに心臓マッサージ(今は胸骨圧迫という)などの救命処置を取ったか聞いてみたが取っていなかった。その管理人が言うには「私は何度もこういう現場を見てきました。呼吸をしていたから心臓マッサージはしませんでした。鼾のような、うめき声のような、うーとか、息はしていました。その場合、心臓マッサージやAEDはしてはいけないと思っていました。」

119番でも呼吸をしていると伝えたのだろう。変な呼吸をしているなど伝えていれば電話で救命処置の指示があったかもしれない。

おそらくその鼾のような、うめき声のような呼吸は死戦期呼吸でただちに救命処置が必要な状況だったのだろう。何人も近くに人がいる中で数メートル先にAEDがある状況だった。近くにいた人、救命処置を取らなかった人を責めるつもりはない。自分もその場にいたら救命処置が取れたのかどうかわからない。救命処置で助かるかどうかは運の要素が強いのだろう。状況から言えば親父は恵まれていた。大勢の人が近くにいる、AEDが近くにある、それでも救命処置が取られることなく助からなかった。運も含めてそれがその人の寿命だったと言ってしまえばそれまでだけど。

ちなみに呼吸をしているかどうかの判断は胸が動いているかどうかでしたほうがよいらしい。呼吸っぽく聞こえても死戦期呼吸の場合もある。

未練が残る、親父もいい歳だったし救命処置を取ってもダメだったのかもしれない。だけどその時誰かがすぐに救命処置、AEDではなくてもせめて心臓マッサージでも取っていてくれたらと思うと残念でならない。それでもダメだったのであれば諦めもつくのに。

悔しくて、悔しくて、あとの祭りだけど、ほんとうにほんとうに未練が残る。

ただし中途半端に救命された場合は、脳障害など後遺症が残って余計に苦しむこともある。その場合は本人に取って救命処置がよかったのかどうかはわからない。ただ遺族としては命だけでも助かって欲しかった。

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