2022年10月21日金曜日

親父が亡くなりました

 病院からの突然の電話連絡。〇〇さんが死亡しました。病院に来てください。

はっ?入院もしてないけど?昨日話したけど?何度も名前を確認した。すぐに病院に駆けつけると親父だった。

囲碁中に倒れてそのまま亡くなった。倒れてから1時間も経たず死亡確認。虚血性心疾患いわゆる突然死。まさか自分の親がそんな形で亡くなるとは夢にも思ってなかった。コロナが怖いからと好きな旅行も我慢していた。自分が死んだら元も子もないでしょ。突然途切れた線、ほんとにあっけない。

日頃は憎たらしいなと思うこともあったけど、自宅に運ばれて死顔を見たときに真っ先に思い浮かんだ言葉は「いままでありがとうございました。」だった。

今はバタバタしていて実感ないけど、あー、これから心にぽっかりと大きな穴が開くんだろうな。その穴は時間とともに小さくはなるけど生涯なくなることはない。家族ってのはそういうもんだ。

実家とかその他あと始末も大変だろうな。遺された者の責務か。

早くも生きてる間に何故もっといろいろしておかなかったんだと後悔の念。生きてる間にもっと素直になって感謝の気持ちを伝えれば良かった。他にももっといろいろ出来たことがあったかもしれない。後悔は尽きない。これから時間をかけて受け入れていこう。

「悲しいかな、悲しいかな、また悲しいかな」空海の言葉。ほんとにそうだ。しばらくはそれしか言葉が出て来ない。落ち着いたら「ありがとうございました、ありがとうございました、本当にありがとうございました。」私はそう唱えておこう。心の負担が少しは軽くなるかもしれない。

振り返って見ると親父の人生は苦労も多い人生だった。それでも持ち前の明るさで人に当たることなく乗り越えてきたと思う。最高の人生ではなかったかもしれないが、そんなに悪い人生でもなかったかもしれない。そう思っていこう。

親父、いままでほんとうにありがとうございました。

さらば。




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