2022年10月30日日曜日

親父が亡くなりましたその後 消防本部で話を聞く

 救命処置に納得がいかなかったので消防本部へ話を聞きに行くことにした。

話を聞くと、通信指令員が通報内容から呼吸ありと判断して(心停止と判断せず)気道確保と回復体位で観察を続けるとなったようだ。結果から見ると判断ミスですぐにでも心肺蘇生が必要だった。

通報者の話を聞くと、自信ありげに「呼吸をしていました」と言っていたので、それも通信指令員が間違えた要因かも。おそらくその呼吸は死戦期呼吸だったのだろう。

今回は通報者の判断ミス、通信指令員の判断ミス(死戦期呼吸を見抜けなかった)が重なってただちの心肺蘇生が取られることはなく亡くなった。倒れた状況はとても運が良かった(周りに人が大勢いる、AEDがすぐ近くにある)だけに、その後の判断ミスはとても残念だ。救えたかもしれない命が判断ミスによりなくなった。

遺族としては残念な気持ちが無くならない。

普通の失敗であれば次に気をつければ良い、ただし救命の場合は判断ミスで命を失う。次はない。

呼吸の判断は胸の上下で見る、判断に迷ったら直ちに死戦期呼吸を疑って心肺蘇生を行うようにしてほしい。

これを教訓に同じ判断ミスがなくなる事を願う。救えたかもしれない命が判断ミスによりなくなったのだから。


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